oicchimouseのおいっち・にー・さん・しー

〜絵本講師oicchimouseの絵本と本と子育ての小部屋〜

夏休み明け、学校に行きたくない小学生

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もうすぐ夏休みも終わり新学期がはじまりますね。

 

わが家の小2は何日か前から「嫌だなぁ、行きたくないなぁ。」とつぶやいています。完全に学校に行く気が失せているのです。

 

おそらく久しぶりの学校で、単純に面倒くさいようです。

 

ここで、私は子どもと一緒にアイスクリームを食べながらこう言います。

 

「そうだよね、夏休み楽しかったし行きたくなくなるよね。」

 

同意と共感です。

 

 

うちの子どもは幼稚園の年少の途中から、それまで活発な性格だったのが、急に登園拒否気味になったり他の子どもを極度に怖がったり、みんなの中に入れずいつもぽつんと一人でいたり…と、なかなか悩みが多い幼稚園時代でした。

 

朝、バス停で先生と一緒に子どもを抱えて、無理やり園バスに乗せようとするも、水揚げしたてのマグロのようにピチピチと跳ねまわり、幼稚園児とは思えないほどのそれはそれは恐ろしい腕力と脚力と迫力で暴れまわるので、やむなく家に引き返したことも数知れず…。

 

 

そして反省すべきは、当事者である子ども以上に、私が悩んでしまっていたことです。

あとから考えるとそれが更なるどつぼへとはまっていく原因だったのですが、そのときは、まだ親として未熟で、(今もですが…)視野がものすごく狭かったのです。

 

その時の私がやってしまっていた最悪な声かけがこちらです↓

 

  1. 「お友だちと遊ぶほうが楽しいよ」
  2. 「自分から話しかけてみてごらん?」
  3. 「一人でいる子に声かけてみたらどう?」
  4. 「ニコニコしてるとみんな声をかけやすいよ」

 

などなど、今考えるととんでもない声かけをしてしまっていました。

 

今でも、たまに子どもから「あの時のあのアドバイスが本当に嫌だった」とよく言われます…。

 

ごめんなさい…。

 

 

そうです。

 

アドバイスはいらない」

 

のです。

 

できないことをできない時に「やりなさい」と言われたら大人でもストレスですよね。

 

悩みがあって誰かに相談したときに求めているのは、「こうしたら?」という『アドバイス』ではなく「うんうん、そうだよね」という『共感』だったのです。

 

子育てに一生懸命になっていると、「ゆったりした心で、どーんと構えて」と言われても、そんなにみんながみんな肝が据わったお母さんな訳ではないので、イレギュラーなことが起こると焦ったり不安になったりして、子どもの事が心配なあまり、いろいろと頑張る方向を間違えてしまうことがありますよね…。

 

気づいた時にその都度、自分自身をアップデートしていければ良しとしましょう。

 

というわけで、夏休み明け、学校に行きたくないという子どもたちのモヤモヤした気持ちは、ひとまず、

「全肯定」

しましょう。

 

そのあとのことは状況に応じてゆっくり考えればいいのです。

 

夏の終わりは子どもと一緒においしいアイスクリームを食べながらだらだら会話をしましょう。