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oicchimouseの森の図書館員がめくるめく絵本の世界をご案内いたします。お子さまも大人の方もどうぞひと休みしていってくださいな。

必携【子どもの本選びのためのガイドブック】基本の3冊

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Q.子どもに本を読んであげたい。でも本屋さんにも図書館にも本がいっぱい…。良い本ってどうやって探せばいいの?

 

【本物の良い本】を見分けるコツは、以前〈子どもが【本好き】になるには?〉↓という記事の中で紹介させていただいたのですが、日々の忙しい中、一冊ずつ吟味していくのはなかなか大変ですよね。

 

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そこで、とりあえず「これさえあれば大丈夫!」という、とても心強い【本選びのガイドブック】基本の3冊を紹介させていただきます。

 

1.『絵本の庭へ』(児童図書館 基本蔵書目録1) 東京子ども図書館

 

『うさこちゃんシリーズ』の翻訳でお馴染みの石井桃子さん、佐々梨代子さん、松岡亨子さんが創設した〈東京子ども図書館〉(子供の本と読書を専門とする私立図書館)。

その〈東京子ども図書館〉が厳選した素晴らしい絵本1157冊について、それぞれに表紙の画像と短い紹介文が添えられています。

書名・人名・件名索引付きで、とても使いやすく便利です。

 

二歳前後の小さいお子様向けの絵本から、小学校中級以上のお子様向けのものまで幅広く掲載されています。↓

 

 

2.『物語の森へ』(児童図書館 基本蔵書目録2) 東京子ども図書館

 

戦後から今日までに日本で出版された内外の児童文学(創作物語、昔話、神話、詩など)から1600冊あまりが厳選されています。

こちらも索引ありで、幼児から中高生向けの本まで幅広く掲載されています。

絵本に慣れてきて、少し長い物語を楽しめるようになってきたらこちらで探すのがおすすめです。↓

 

 

3.『知識の海へ』(児童図書館 基本蔵書目録3) 東京子ども図書館

 

2022年8月に刊行されたばかりの待望のシリーズ第3巻!

1950年代〜2020年に刊行されたノンフィクション作品約1500点が掲載されています。こちらも索引あり。

生物や科学などに興味のあるお子さんが喜ぶような本もたくさん紹介されています。

まさに「知識の海」!ワクワクしますね。↓

 

 

 

この3冊は図書館にも置かれていることが多いですが、本選びの時短にもなりますし、時間のあるときに目を通しておくだけでもとても勉強になりますので、本選びのバイブルとしてぜひお手元に置かれておくことをお勧めします。

紹介されている本はどれを読んでもハズレなしの良書ばかりです。

 

「良書」である、ということにこだわって選ばれているので、紹介されている絵本や児童書の中には絶版になっていて書店で入手できないものも多数含まれておりますが、図書館や図書館の保存庫(図書館員さんにお願いすれば閲覧・貸出できます。)、他館からの取り寄せで気軽に読んでいただくことができます。

 

探したい絵本が、図書館内のどこにあるか分からない時は、気軽に図書館員さんに声をかけてみてくださいね。

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