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oicchimouseの森の図書館員がめくるめく絵本の世界をご案内いたします。お子さまも大人の方もどうぞひと休みしていってくださいな。

おやすみ絵本のおすすめ10選〜大人も子どもも自律神経を整えて良い睡眠を〜

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こんにちは。

 

なんだか最近夜の寝つきが悪いような眠りが浅いような感じがして、朝からよれよれのoicchimouseです。

 

そこで、今回は🌜おやすみ絵本のおすすめ10選🌛をご紹介させていただきます。

 

〈おやすみ絵本のおすすめ10選〉

 

1.『おやすみなさいおつきさま』

2.『おやすみえほんくん』

3.『ねむいねむいおはなし』

4.『こもりうた』

5.『しずかなおはなし』

6.『よるくま』

7.『おやすみなさいフランシス』

8.『こわがりのかえるぼうや』

9.『つきとあそぼう』

10.『よるのかえりみち』

 

 

1.『おやすみなさいおつきさま』

マーガレット・ワイズ・ブラウン作 クレメント・ハード絵 せたていじ訳 評論社

みどりのお部屋のベッドに入っているうさぎの子ども。部屋の中の鮮やかな緑と赤のコントラストが目を惹きます。お部屋の中のいろいろなものに、「おやすみなさい」を言っていくうちに、だんだんだんだん、みどりのお部屋が暗くなっていきます。時間が少しずつ変化していく様子や明暗の描き方が非常にリアルで、自分も今その空間にいるような不思議な感覚になる絵本です。英語版は文章が韻を踏んでいて、また違った味わいが楽しめます。

 

 

2.『おやすみえほんくん』

セドリク・ラマディエ文 ヴィンセント・ブルゴー絵 大浜千尋…監修 パイインターナショナル

いつも寝かしつけでお世話になっている「えほんくん」を、たまには反対に寝かしつけてあげましょう。

えほんくんの寝つきはとてもいいですよ。

寝かしつけている間に、あれあれなんだかこちらまで眠くなってきた…。さあ、電気を消しましょう。

 

 

3.『ねむいねむいおはなし』

ユリ・シュルヴィッツ作 さくまゆみこ訳 あすなろ書房

不思議なことに読んでいるとどんどん眠くなってくる絵本……と思いきや途中で急ににぎやかな雰囲気に起こされて……まただんだん眠い世界へ…。「<(クレッシェンド)」から「>(デクレッシェンド)」へと変化していくかのようなどこか音楽的な雰囲気をあわせ持つおやすみ絵本です。

 

 

4.『こもりうた』

ビーピー・ニコル詩 アニタ・ローベル絵 松井るり子訳 セーラー出版

寝ない子どもたちにひたすら「自分が小さいころはきちんと寝たよ」と親たちが語りかけるスタイルの詩と、ユーモア溢れる不思議な絵が絶妙に調和した、「こもりうた」です。

子どもたちが寝ている絵に対し、親御さんたちが子どもだった頃の本当の姿(夜ふかししている姿!)も小さく描かれているところにこの絵本のおもしろさがあります。

巻末には英語版の詩の全文と、楽譜付き。

 

 

5.『しずかなおはなし』

サムイル・マルシャーク文 ウラジミル・レーベデフ絵 うちだりさこ訳 福音館書店

「ちいさな こえで よむ おはなし。そっとそっとそっと……」という冒頭の文章からすでに眠気を誘います。

しずかなはりねずみの親子が、オオカミに狙われピンチを切り抜け、うちに帰り着くまでのお話です。最初から最後まで静かなひそひそ声で読みます。読み終わる頃には読み手も聞き手もお眠りモード間違いなし。

 

 

6.『よるくま』

酒井駒子 作・絵  偕成社

夜中に訪ねてきた「くまの子」。くまの子のおかあさんがいなくなった、ということで、「ぼく」はくまの子と一緒に夜の街を探します。無事見つかったおかあさん。あたたかくハッピーなラストシーンは、あたたかな「ぼく」のベッドへとつながります。

 

 

7.『おやすみなさいフランシス』

ラッセル・ホーバン文 ガース・ウィリアムズ絵 まつおかきょうこ訳 福音館書店

なかなか寝付けないあなぐまの女の子「フランシス」。だって、部屋の中にはトラがいるような、大男がいるような、他にもいろいろ恐ろしいものが潜んでいるような気がして…。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」的な場面の繰り返しが、夜の不安な子どもの気持ちに寄り添ってくれる一冊です。

 

 

8.『こわがりのかえるぼうや』

キティ・クローザー 作・絵 平岡敦 訳 徳間書店

『おやすみなさいフランシス』と同様に、いろいろと理由をつけては寝室から出てくる、怖がりのかえるの男の子ジェローム。だって、どこからともなく「気味の悪い音」が聞こえてくるんですもの。ジェロームがパパとママのベッドに入ってきたので、パパはゆっくり眠れません。仕方がないので、パパがジェロームの寝室のベッドで一人で寝ることになったのですが、なんとジェロームの言ったとおり「気味の悪い音」が聞こえてきて…。「怖い夜」が「美しくて楽しい夜」へと変化するラストシーンが、子どもを安心の眠りへといざないます。

 

 

9.『つきとあそぼう』

谷内こうた 絵  内藤初穂 文   至光社

明るい夜に、雲の中から出てきた人が月をボールのようにして遊びます。

文章は、ほとんどありません。

そして、真っ暗な夜空には星が描かれておらず、あくまで月にフォーカスしています。

幻想的で不思議な味わいのある絵本です。大人の方にもおすすめ。

 

 

10.『よるのかえりみち』

みやこしあきこ 作・絵  偕成社

「夜」という時間そのものが持つ独特の空気感が、落ち着いたタッチの美しい絵によって余すことなく表現された作品です。遊び疲れてお母さんうさぎに抱っこされて帰る、夜の帰り道。お母さんうさぎの腕の中でまどろむ子どものうさぎ。通りの家々から聞こえてくる話し声や、料理のいい匂い。みんなそれぞれの夜を過ごし、眠りにつきます。あたたかな雰囲気のおやすみ絵本です。

 

 

電気が消えると怖くて眠れない。

元気が有り余っていて眠くない。

心配事があって眠れない。

なんだかわからないけど寝つきが悪い。

 

 

眠れない理由や原因は人ぞれぞれ違うかもしれませんが、おやすみ絵本でゆったりと心の緊張をほぐして、大人も子どももぐっすり眠りましょう。

 

スマホは眠る2時間前まで……。

 

 

 

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