今更ながらボカロ曲にはまり、夜な夜な推しのYouTube視聴で寝不足気味のoicchimouseです。
さて、先日、6月のマンスリーテストが行われました。
うちの子どもは「暗記」に苦手意識があり、5月のマンスリーテストに理科社会が入ってきてからはかなり深刻な状況に陥っておりました。
得意科目の算数と国語のおかげでなんとかギリギリの状態を保っていたのですが、このままだと近々相当ヤバいことになるのは目に見えていたので、今回のマンスリーは、わが子の特徴を分析し、策を練ることにしました。
まず、「暗記が苦手」と言いつつ、お気に入りの村岡花子翻訳版「赤毛のアン」は全巻一字一句セリフまで違えることなく誦じ、こまごまとした雑学も好きでいろいろとよく覚えています。
なのに、理科社会の知識は頭の中を素通りしていく…。
これは、つまり【興味がないもの】の暗記が苦手ということです。
そこで、今回は子どもの特性を考慮し、「心に残るエピソード&物語仕立て」で、テキストを中心に丁寧に丁寧にこれ以上無いほど丁寧に教えこんでいくことにしました。
まず、社会ですが、日本史であれば漫画やらなんやらで、ストーリーで覚えるためのツールが豊富にありますが、地理はそういったものがあまりありません。
「るるぶ」の47都道府県の漫画があって、これがなかなかよく出来ているので、とりあえずざっくり読んでもらいます。
そのあと、サピックスのテキストを丸暗記します(私が)。
一つ一つの土地について、テキストに書いてあることも書いてないことも関係なく、語り尽くします。名所であれば、何かしら民話などが残っていることも多いので、それとあわせて説明すると、興味が湧きやすく、また、地図を平面でなく、立体的にイメージすることができます。
例えば、十和田湖・八郎潟(現在は干拓地)・田沢湖の3つの湖には、【三湖伝説】と呼ばれる奇妙な伝説が残っているのです。
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また、先日、霞ヶ浦に「アメリカナマズ」がめっちゃ繁殖しててヤバいことになっているというニュースを見たので、その話もしました。
これは、霞ヶ浦を印象付けるだけでなく、理科の範囲の食物連鎖を考える上でも役に立ちます。
ちなみに、アメリカナマズはフグのような味で、なかなかおいしく、霞ヶ浦の近所の中華料理屋さんで食べられるのだそうです。
目立ったストーリーがないものについては、私が絵を描いてキャラクター化したもので、視覚的にインパクトを与えました。
以下は、北海道の、通称:蝦夷富士と呼ばれている「羊蹄山」です⬇︎
頭のグルグルは、羊の角をイメージしてみましたが、いかがでしょうか?
ちなみに、日本三名園の一つ「偕楽園」については、偕楽園の写真に、水戸黄門が納豆を食べながら梅を見ている絵を私が無理やり描き加えました。
三名園の残り二つ、兼六園と後楽園は、たまたまどちらも訪れたことがあったので、旅行したときの写真を見せました。
ちなみに苦手な社会ですが、気候や地形、緯度経度などは何故か得意なようで、何もしませんでした。
次に理科ですが、これも、わが子は知識に極端な偏りがありました。
ほとんど何も覚えていないにも関わらず何故か星座や天体だけは異常に詳しいのです。
理由を聞くと、「星は美しいし、ロマンチックだから」だそうです。
ということで、理科に関しても、ロマンチックさが無いために子どもが全く興味を示さない幼虫や植物や微生物に無理やり魂を吹き込み、愛着を持たせることで「記憶の引っかかり部分」を作っていきました。
今では娘にとって「カイコ」もすみっこぐらしのキャラクターの一つのように見えているのではないかと思います。
ちなみに、テキストにしょっちゅう登場する「実験」についてですが、これは授業中にやって見せてもらえるわけではなく、解説だけのようですので、もちろん本人はピンときていません。
ですので、家にある材料でできるものは家で実験して実際に見せますが、無理なものは「NHK for School」で検索して実験の様子を見せます。
これが、めちゃくちゃ分かりやすい上に1〜10分くらいで、すぐに終わるという優れものなのです。
このような感じで、「心に残るエピソード&物語仕立て」作戦に切り替えた結果、かなりの効果がでました。
苦手だった理科社会が得意科目になったのです。
(ただし、私のエネルギーを相当消耗するので、この方法でいつまで続けられるか分かりませんが…というか、娘以上に私の地理のスペックがオタクレベルまで向上している…)
ちなみに、八郎潟の八郎太郎が田沢湖の辰子姫に会いにくるときの水音を聞いた者は命を奪われるというホラーチックな言い伝えがあるらしく、その日(11/9)は、水音を聞かないように土地の人々は夜通し飲み会をしてどんちゃん騒ぎするらしいですよ〜。
ではでは、oicchimouseでした〜。