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〜絵本講師oicchimouseの絵本と本と子育ての小部屋〜

公文(算数)を1年でやめた子どもがSAPIXに入るまでにやっていたこと

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はじめに

 

うちの娘は今のところ中学受験をする予定なのでSAPIXに通っています。

特に小さい頃から受験すると決めていたわけではありませんが、まわりに行っている子が多かったせいか3年生頃から自分も行きたいと言い出したため、3年生の11月から通い始めました。

 

 

公文をやめた理由

 

娘は公文を1年でやめています。幼稚園の年少の時の一年間だけです。ちょうど足し算の繰り上がりと引き算の繰り下がりなどを終えたところで本人が「めんどくさい」と言い出したからです。

 

「めんどくさい」というのはどういう意味かというと、出来ないわけではないが計算のスピードが遅いため時間がかかる→やりたいことをする時間が減る(ような気がする)ということです。

 

先生は、計算プリントの宿題を1日10枚から5枚に減らしてくれたのですが、それでも本人が嫌がったので、やめました。

 

算数はやはり計算が基本ですし、必ずいつかは必要になってくるのですが、公文に入るまでは数的なことにも多少興味があった娘が、「算数嫌い」となりかかってしまっていたので、これは良くない、と思ったのです。

(公文は向いているお子さんにとっては楽しく、計算の力が付くようなので、やはり、子どもによって合う合わないがあるようです)

 

公文をやめたあと何をしていたか

 

公文をやめたあと、子どもには、やりたいこと(読書と執筆活動と遊び)を好きなだけやってもらいました。

 

それから、「算数=嫌なもの」というイメージを払拭するために、数学がテーマの面白い絵本と、市販の問題集(小1向けですが繰り上がりの足し算と繰り下がりの引き算ができれば年中でも思考力でなんとかできそうな問題)を用意することにしました。

 

こちらが、数学がテーマの面白い絵本。

安野光雅さんの「美しい数学」シリーズです。数的推理とファンタジーの世界が融合したような、まさに「美しい数学」の名にふさわしい傑作です。絶対に気にいるだろうと分かっていましたが、やはり娘のお気に入りになりました。今でもたまに出してきて、「読んで欲しい」と言われます。

⬇︎

 

 

 

問題集については、これも本人が楽しくなさそうならまた別の方法を考えようと思っていましたが、娘の趣味と非常にマッチしていたため、自分から面白がって解いていました。

 

めちゃくちゃ意識の高そうなタイトルの問題集で怯みそうになりますが中身は非常にユーモアのある問題集です⬇︎

 

 

特に、こちらのエリート問題集の付録についている「どんぐり問題」がお気に入りでした。算数の文章問題なのですが独特のシュールな世界観がクセになり、大人でもつい惹き込まれます。

 

「絵解き算」といって、自分で絵を描いて考えるタイプの問題なので、とても楽しいのです。時間は計りません。子どもが好きなだけ絵を描きます。そして、この問題が正解だとキャラクター達のお役に立てたような気がして嬉しくなるのです。

 

こんな感じの問題です⬇︎

きんぎょさんのゆめ

きんぎょさんは 1日に5このゆめをみることができるそうです。ありさんは1日に 3このゆめしかみることができません。では、1しゅうかんではどちらがなんこ おおくのゆめをみるでしょう。

 

きょだいハムハムと ふつうハムハム

きょだいハムハムたちとふつうハムハムたちがあそんでいます。きょ大ハムハムは ふつうハムハムのちょうどはんぶんいます。かぞえてみると、みんなで12ひきでした。では、ふつうハムハムはなんびき いるのでしょう。

 

問題一つ一つに[タイトル]がついているのも面白いですし、金魚がみる夢の数を考えたり、ハムハムという謎の生命体の姿に想いを馳せるのもロマンがあります。

 

ハムハムについては、私は勝手に四足歩行のボンレスハムのような生き物を想像していましたが、みなさんは、どうでしょう?

 

問題集の本体もどんぐり問題も、本人がやりたいページだけやっていました。毎日やっていたわけでもなく、全部やりきることを目標にしていたわけでもありません。気が向いた時に子どもが適当にやる感じです。(公文をやめた年中から小1になるまでの間に使用)

 

ちなみにこのエリート問題集、2年生向けと3年生向けも出ており、両方購入しましたが、付録の「どんぐり問題」の質はほぼ変わらないものの、本体については1年生が思考系メインだったのに対し、2年3年向けは、普通によくある算数っぽい問題でした。

 

結果、2年向けの分(小1から小2の時に使った)は「どんぐり問」意外は、ほとんどやり残しました。

3年の分はサピックスの入塾テストがあったため、テスト前の1ヶ月間だけ仕方なくやった感じです。(たまたま3年向けエリート問題集が家にあったため入塾対策でこれを使いましたが、これからテストを受けようとしているお子さんが、入塾対策用として買うならサピックスが出している「きらめき算数脳」の方がいいかもしれません。娘が言うには、他のお友達も「きらめき算数脳」を使って入塾テストに挑んでいたそうです。)

 

先取り学習について

 

先取り学習は基本的に「しない派」ですが、娘の得て不得手を考えて、この分野はどう考えても学校の授業で習うより先に教えておいた方がいいな、というものに関してのみ先取り学習をしていました。

 

それはズバリ、九九です。

 

娘は暗記が苦手なのです。ストーリーのあるものはすぐ覚えることが出来ますが無機質な雰囲気のものは、覚えるのにたくさんの時間と労力が必要なのです。

 

そこで、九九に関してはお風呂に九九のポスターを貼って年中から覚え始めました。小2の算数で九九の授業が始まるまで3年もあるので、呑気に進められました。お風呂で1から10まで数える代わりに九九を言うという昔ながらの定番のやり方です。

 

結果、2年の算数の授業までになんとか九九の暗記を間に合わせることができました。

周りのお子さんも案の定、みんな九九がスラスラだったそうで、「あれは本当にお母さん、good job だった」と今でも娘が褒めてくれます。

 

それでも、相変わらず計算はやや遅めだったので『いっきに極める』というドリルを買いました。その名のとおり、いっきに極めるのにぴったりな計算の問題集です。1日1ページです。

 

娘がやめた公文から出ているものですが、見た感じの雰囲気が良く、1日分の量も少ないので、本人も気に入って、ストレスなく続けられたようです。

 

サピックスの入塾対策

 

入塾テスト前の1ヶ月間にやっていたのは以下の問題集です⬇︎

 

 

 

3年向けエリート問については問題集の本体の中からピックアップした問題を1日に2問ずつ。

(結構難しかったので、負担にならない量が1日2問だった)

 

計算については、普段から1日1ページやっていた『いっきに極める』の残りと『かけ算わり算練習帳』を使いました。

 

『かけ算わり算練習帳』は、全く同じ問題が何日か続く、という構成なので、そこそこ計算が速くなりました。

 

入塾してから

 

3年の秋の入塾テストはちょうどど真ん中のクラスから始まり、そのまま3年生の間は真ん中より少し上くらい、4年生の後期ぐらいからα1になり、5年生の現在はα1〜3を行ったり来たりしている状態です。

 

そして今、調子がいい時も悪い時も、最強のブースターとして全ての科目を引き上げてくれているのが、幼少期に本人が公文をやめる理由となった「やりたいこと=読書と執筆」、つまり国語なのです。

 

これからまた成績も上がったり下がったり、成功も挫折も経験するのだと思いますが、結局は子どもが「自分の好きなことをおもいきりやる」、子どもの性格や特徴を分析して楽しくやれるようにする、のが一番なのかなと思います。

 

 

(ちなみにこれまでやった習い事で、一番辛かったのは公文ではなくチアダンスだそうです…)

 

 

*「好き・楽しい」と感じつつ学ぶことが大切というのは単なる精神論ではなく、感情が記憶の定着に影響するためだそうです。

「嫌だ」という気持ちがあると、ストレスホルモンが分泌され、記憶を司る海馬や前頭前野の脳細胞が委縮。

反対に、「好きだ」と思うとストレスが減り、脳は本来の機能を、伸び伸びと発揮するとのこと。

(日経2018.12.6)の記事より

 

 

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