【今日のおすすめ絵本】(対象…2歳頃から)
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『ありこのおつかい』
いしいももこ さく
なかがわそうや え
福音館書店
おかあさんに、おつかいをたのまれた、ありの「ありこ」は、あかいぼうしをかぶって、うちをでました。
みちくさしてはいけないよ、といわれていたのに、ありこは、もりで、はなをつみはじめてしまいます。
あおいつるくさをひっぱると、それはなんと、かまきりの「きりお」でした。
きりおは、おこって、ありこをたべてしまいました。
「ばかあ!」おなかのなかでありこはおこります。
きりおは、しかたなく、おなかのなかのありことけんかをしながら、あるいていきました…。
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小さい生き物がひょんなことから、どんどん大きい生き物に食べられていってしまう、ぐるぐる話です。
お腹に入ってしまった生き物たちの怒るセリフが「ばかあ」「とんちきめ」「わるものお」と、なんだか、懐かしい雰囲気の悪口で、とても可愛らしいです。
登場人物が食べられる系のお話は、大抵、最後にみんな無事にお腹から出てきますが、こちらのお話は、そこからまだお話が続きます。
石井桃子さんらしい、可愛く優しい、ハッピーエンドです。
動物の名前にそのまま、「こ」を付けるネーミングセンスがいい味を出しています。
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