oicchimouseのおいっち・にー・さん・しー

〜絵本講師oicchimouseの絵本と本と子育ての小部屋〜

子どもが喜ぶぐるぐる話『ありこのおつかい』

広告

【今日のおすすめ絵本】(対象…2歳頃から)

f:id:oicchimouse:20250624093119j:image

◎当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

 

『ありこのおつかい』

いしいももこ さく

なかがわそうや え

福音館書店

 

 

おかあさんに、おつかいをたのまれた、ありの「ありこ」は、あかいぼうしをかぶって、うちをでました。

 

 

みちくさしてはいけないよ、といわれていたのに、ありこは、もりで、はなをつみはじめてしまいます。

 

 

あおいつるくさをひっぱると、それはなんと、かまきりの「きりお」でした。

 

 

きりおは、おこって、ありこをたべてしまいました。

 

 

「ばかあ!」おなかのなかでありこはおこります。

 

 

きりおは、しかたなく、おなかのなかのありことけんかをしながら、あるいていきました…。





小さい生き物がひょんなことから、どんどん大きい生き物に食べられていってしまう、ぐるぐる話です。

 


お腹に入ってしまった生き物たちの怒るセリフが「ばかあ」「とんちきめ」「わるものお」と、なんだか、懐かしい雰囲気の悪口で、とても可愛らしいです。

 

 

登場人物が食べられる系のお話は、大抵、最後にみんな無事にお腹から出てきますが、こちらのお話は、そこからまだお話が続きます。

 


石井桃子さんらしい、可愛く優しい、ハッピーエンドです。

 

 

動物の名前にそのまま、「こ」を付けるネーミングセンスがいい味を出しています。

 

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
にほんブログ村 人気ブログランキング
人気ブログランキング