
こんにちは〜、oicchimouseです。
この夏、体調が崩れがちで、病院に行くことが多かったのですが、待合室の椅子に座って周りを見ていると、大人の方は大体スマホをさわっています。
そういう私もスマホをさわっています。
ですが、待ち時間が長くなってくると、スマホにも飽きてきて、やがてめちゃくちゃ暇になります。
そこで、今回は、『【病院の待ち時間】にぴったりの本』というテーマで、私のおすすめの本を集めてみました。
(ピンポイントすぎて需要があるかどうか分かりませんが…)
※以前に紹介したことがある本も少し混ざってます。
【今回の選書ポイント】
①看護師さんに、いつ名前を呼ばれるか分からないので、1ページ〜長くても5ページまでで一つの内容が完結するもの
②体調が悪いので、頭脳に負担をかけずサラッと読めるもの
③鞄の中に収まるくらいの小さいサイズで軽いもの
④気が紛れるような内容のもの
⑤それなりに満足感があるもの
では、ポイントを確認したところで、早速いってみましょー。
①『語源500 面白すぎる謎解き日本語』
日本語倶楽部[編]
河出書房新書
知れば知るほど面白い語源の世界を国語辞典のようなスタイルで紹介している名著。
あ行の言葉から順番に掲載されており、冒頭の目次に索引があるので、気になった言葉から順に調べたり、後からもう一度特定の言葉について確認したい時に非常に便利です。
日常的に使っているけど実はよく知らない言葉たちの、まさかの語源がたくさん飛び出します。
例えば、
⚫︎ミーハー…「みよちゃん」と「はなちゃん」の合成語
⚫︎うんともすんとも…江戸時代オランダから伝わった「うんすんカルタ」が、飽きられて遊ぶ人がいなくなったことに由来
⚫︎永田町…江戸時代に永田さんがたくさん住んでいたから
⚫︎びびる…源平の合戦の頃、鎧の触れ合う音や軍隊が進んでいく時の轟音が聞こえてくるという意味で使われていたのが起源
⚫︎エグい…現代語ではなく平安時代から使われていた
といった感じです。
ちなみに、この本には載っていませんが、「マジ」や「ヤバ(い)」も江戸時代から使われていた言葉で、実は若者言葉でも流行り言葉でもありません。
言葉というのは奥が深いですね。
②『民俗学がわかる事典』
新谷尚紀 編著
KADOKAWA
国立歴史民俗博物館名誉教授の新谷尚紀さん編著の、『民俗学がわかる事典』です。
●正月にはなぜ、餅を食べるのか
●日本の会社にはなぜ、定年があるのか
●昔話に出てくるお婆さんはなぜ、悪いお婆さんが多いのか
●学校の怪談はなぜ流行るのか
●方言周圏論と重出立証法とは何か
●葬式に赤飯を食べるところがあるのはなぜか
●主婦とは何か
●便所にはなぜ奇妙な習俗が多いのか
●肩車や胴上げなどにはどういう意味があるのか
●「民俗の多元性」とは何か
などなど、さまざまな民俗学まわりの疑問について優しく、ときに、専門的に解説されている本です。
一つのテーマが3〜5ページくらいにまとめられています。
テーマのタイトルを見ているだけでもワクワクしてきませんか?
③『河馬100句 坪内稔典句集』
坪内稔典
象の森書房
正岡子規研究の第一人者でもある俳人、坪内稔典氏(ねんてん先生)のカバに関する俳句ばかりが100句集められた世にも奇妙な句集です。
・桜咲く カバもわたしも 哺乳類
・カバ泳ぐ 春たけなわの 水割って
・カバ浮いて 春の地球がやや軽い
・父の日は カバにまず会え 君たちよ
・秋の夜は ひじき煮なさい 河馬も来る
・七月の河馬へ行こうか、ねえ、行こう
などなど、どの句からも、ねんてん先生のカバに対する優しくあたたかな眼差しが感じられます。
ふざけたように見えるものもあれば、流石の貫禄を感じるようなものも。
ねんてん先生の句はどれも堅苦しさがなく、かといって乱れているわけでもなく、どれも噛めば噛むほど味が出るナマコ的な作品ばかり。
待ち時間という限られた時間は、実は俳句や短歌を楽しむのにもぴったりなのです。
④『こころの処方箋』
河合隼雄
新潮社
臨床心理学者の河合隼雄さんによるエッセイのような作品です。
・人の心などわかるはずがない
・ふたつよいことさてないものよ
・100%正しい忠告はまず役に立たない
・絵に描いた餅は餅より高価なことがある
・「理解ある親」をもつ子はたまらない
・うそは常備薬 真実は劇薬
などなど、一つ一つのテーマごとに話し言葉のような親しみやすい文章で綴られています。全部で55章ありますが、一つ一つの章が4〜5ページくらいなのでこちらも隙間時間にぴったりです。
1991年に書かれたものなので、やや、時代にそぐわなくなってきている部分も時々ありますが、ハッとさせられる言葉がたくさんありしっかり満足感が得られます。
⑤『アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉』
エリコ・ロウ
扶桑社
アメリカ在住の日本人女性エリコ・ロウさんが、部族の長老や賢者たちから直接伝授された智恵の数々が収められた一冊。本によると、アメリカ・インディアンと日本人は遠い祖先を同じくするとも言われていて、似たような風習も多いそうです。
ひとは山と蟻の中間だ。
ひとの暮らしに疲れたら、自然に還る。
どんな動物もあなたよりずっと多くを知っている。
子供や老人の発想から学ぶ。
食べている子供に語れば、親が去った後にもその記憶は残る。
こころからの言葉は書物より尊い。(本文より抜粋)
紹介されている格言にハッとさせられます。日常に疲れた時にぜひ読んでいただきたいサプリメント的作品です。極上の癒しをお約束します。
いかがでしたでしょうか?
病院の待ち時間はなかなか辛いものですが、今日ご紹介させていただいた本は、どれも短い時間でちょっぴり気分転換できる作品ばかりですので、ぜひぜひ、読んでみてくださいね。
ではでは、oicchimouseでした〜。