【今日のおすすめ絵本】(対象…2歳頃から)

『おひさまがしずむ よるがくる』
ローラ・ルーク
オラ・アイタン
うちだりさこ
福音館書店
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おひさまが しずんでいく
「よるが くるのよ」
かあさんが いうの
そとは ゆうがた
よるは すぐそこ
「さあ だっこ」
かあさんが いうの
だんだん くらくなっていく
とけいが むっつ なった
「おはなしの じかんよ」
かあさんが いうの
(本文ママ)
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『おおきなかぶ』など、ロシアの児童文学の翻訳で有名な内田 莉莎子さんが翻訳を手がけられた、アメリカのおやすみ絵本です。
だんだんと陽が沈んでいき、夜が近づいてくる描写と、"「〇〇〇〇」かあさんがいうの”という可愛らしい台詞が交互に繰り返されます。
うさぎの男の子の表情には、〈まだ寝たくない〉という雰囲気が滲みでています。
しかし、「かあさんがいうの」という台詞には、1日が終わる少しの物足りなさのようなものとともに、かあさんが自分にかけてくれる「いつもの言葉」に対する安心感が満ちているのです。
いよいよ、夜の寝る時間が訪れた場面では、いろいろな青とわずかにかすれた白が、ほかの夜の時間とは違う「寝る時間の夜」の独特の雰囲気をうまく表現しています。
涼しくなってきた秋の夜にぴったりなおやすみ絵本です。
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