【今日のおすすめ絵本】(対象…3歳頃から)

『どれがぼくか わかる?』
カーラ=カスキン ぶん・え
よだしずか やく
偕成社
(あらすじ)
「ね、おかあさん ぼくが みんなのなかに いたら、どれが ぼくか わかる?」ウィリアムは たずねました。
「わかるわ。」
おかあさんは、オーブンに おひるの パイを いれながら こたえました。
「もしも ぼくが うまに なったら、どれが ぼくか わかる?」
「もちろんよ。」おかあさんはこたえました。
ウィリアムは うまの いる のはらへ でかけました。
ウィリアムは うまに なって、みんなと いっしょに あそびました。
「ウィリアム、おかあさんには わかるわ。だいすきな ぼうしを かぶっているんですもの。」
「みつかった。」
(本文ママ)
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運動会、授業参観、学芸会…たくさんの子どもがいても、その中から「どれがわが子かすぐ見つけられる」という親御さんはきっと多いのではないでしょうか?
この絵本は、そんなお母さんの愛情から生まれた作品です。
ウィリアムのおかあさんは「ぼくがうまになってもすぐ見分けられるか」と子どもに聞かれて、「もちろんよ」と答えます。
ウィリアムは絵本の中で、いろいろな動物になり、動物の群れの中に混ざります。
読者はウィリアムのおかあさんと一緒に、動物になったウィリアムをたくさんの同じ動物の中から探します。
間違い探し的な要素を楽しみつつ、どんなにたくさんの子どもがいてもその中から必ずお母さんは自分を見つけ出してくれるという安心感。
おひるのパイができあがるまでの間、ウィリアムはいろいろな動物になり、パイができあがるとウィリアムはもとのウィリアムにもどり、おかあさんの作ったパイを食べます。
パイが焼き上がるまでの間の、親子の温かで幸せな空想の時間です。
間違い探しゲームのような感覚で、ぜひお子様と一緒に楽しんでみてください✨
こんな遊びも楽しいですよ⬇︎