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〜絵本講師oicchimouseの絵本と本と子育ての小部屋〜

クリスマス絵本は〈4種類〉購入がおすすめな理由(クリスマス絵本の失敗しない選び方)

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こんばんは。oicchimouseです。

 

 

この間、久しぶりに大きめの本屋さんに行ってきたのですが、本当にたくさんのクリスマス絵本があって、とても素敵な眺めでした。バイヤーさんのセンスがいいのか品揃えも豊富。

 

 

とはいえ、これから何かと物入りな年末年始が控えていますし、あれもこれもとその場の雰囲気で衝動買いするのは得策ではありません。それにクリスマス絵本はものすごく種類が多い〜。

 

 

 

物価高騰も続いていますので、本屋さんに行く前にまずは、しっかり計画を立てましょう。

 

 

 

以下は、(絵本は基本図書館派)のoicchimouseが、「あえて購入をお勧めするクリスマス絵本〈4種類〉」の選び方です。⬇︎

 

 

 

 

〈購入をお勧めする4種類のクリスマス絵本〉

 

 

1.サンタクロースがプレゼントをもってくる本

2.クリスマスとは何か書かれた本

3.日本とは異なるお祝いの仕方をしている国が舞台の絵本

4.クリスマスがテーマのお話で、上記1〜3の内容と重ならないもの

 

 

 

では、順番に解説していきましょう。

 

 

 

1.サンタクロースがプレゼントをもってくる本

 

まず、1番はじめに選びたいのがこのタイプの絵本です。日本では基本的に、「クリスマスはサンタさんがプレゼントをくれる日」ですよね?

小さな子どもたちが朝目覚めると、枕元にあるのはサンタさんがくれたプレゼント。このクリスマスの素敵で特別な体験と同じことが丁寧に描かれている絵本を、まずは購入してください。子どもが、本の世界を心の底から楽しめるようになる為に大切なのは、「体験と読書が重なりあう」経験をすること。

幼い子は、「自分の知っていること、自分と同じこと」がとても好きなのです。

 

(例)⬇︎

 

 

 

 

 

2.クリスマスとは何か書かれた本

 

2番目に選びたいのが、このタイプの絵本です。

子どもたちは、クリスマスが何なのか知りたいのです。

子どもたちが「知りたい」時は、その気持ちに答えなければなりません。

どこまで詳しく説明するか、どの視点から説明するか、で、選ぶ本が変わってきますが…。

 

一つは、みなさんご存知の「イエス・キリストの誕生日バージョン」。

 

もう一つは、「クリスマスの行事がキリストの誕生日と結びつく前の段階から歴史的に説明している、めっちゃ詳しいバージョン」

(ちなみに、イエス・キリストの誕生日はもともとはいつなのかよく分かっていないそうです。なので大昔は東方の三博士がベツレヘムに誕生したキリストを訪問したとされる1/6をキリストの誕生日として祝っていたとか)

 

 

私の本音としては、「両方のバージョンをぜひ読んでいただきたい!」

 

ですので…

 

小さい頃には、「イエス・キリストの誕生日バージョン」1冊。

 

小学校中学年以降に、「クリスマスの行事がキリストの誕生日と結びつく前の段階から歴史的に説明している、めっちゃ詳しいバージョン」追加購入されるのがお勧めです。

 

読んでみて、難しいようであれば無理に読みきらずに本棚に寝かせておいて次の年、そのまた次の年へ…という風に先延ばししても構いません。

 

読んで楽しいと感じられる時まで気長に待ちましょう。

本に書いている対象年齢にとらわれすぎてはいけません。

(子ども服でも130サイズ〈9〜10歳くらい〉と書いてあっても、実際の9〜10歳は、130サイズも着るし、デザインによっては120サイズや140サイズを着ることもあるし、また、体格によっても選ぶサイズは違いますよね。これと同じことです。)

 

 

(例)⬇︎

 

 

 

 

 

3.日本とは異なるお祝いの仕方をしている国が舞台の絵本

 

1と2の、基本となる絵本の次に選びたいのが、こちらのタイプの絵本です。

 

例えば、クリスマスにサンタクロースではないもの(ヤギや、むちうちおじさん)が秋田のナマハゲのように子どもたちを脅しながらプレゼントを持ってくる国のお話や、「ピニャタ」とよばれる紙製のくす玉人形を目隠しして叩き割る「ポサダ」という行事を行うメキシコのクリスマスのお話など、様々な絵本があります。

 

「同じクリスマスでも、国によって、文化によって、お祝いの仕方が異なる」という事実は、「クリスマス=サンタクロース」になっている子どもたちの目には、とても新鮮に映ることでしょう。

 

 

絵本の中に入り、登場人物と一緒に、「その国のクリスマス」を「その国の方法で」お祝いする擬似体験は、子どもたちが多種多様な文化や価値観を認め尊重し、自然に受け入れることのできる心の土台を作り上げます

 

絵本を読むことで、子どもたちは、文化の異なるたくさんの外国の子どもたちと、ひととき「同じ釜の飯を食べる」ことができるのです。

 

異なる文化や価値観を、知識として「学ぶ」のではなく、その中から本当に大切な本質を「感じる」ことこそが、重要であると考えます。

 

(例)⬇︎

 

 

 

 

4.クリスマスがテーマのお話で、上記1〜3の内容と重ならないもの

 

あとは、子どもが繰り返し楽しめるような、上質なクリスマス絵本を選びましょう。「わが家でクリスマスといったらこの絵本!」のような特別な1冊が見つかるといいですね。

 

このタイプのクリスマス絵本の選書のポイントは、人生の中で訪れる3度のタイミング〈少年期・青年期(または壮年期)・老年期〉で読んだとき、その全ての段階で十分に満足できる内容かどうかを想像して絵本を選ぶことです。

 

(例)⬇︎

 

 

 

 

 

 

 

(まとめ)

 

【購入をお勧めする4種類のクリスマス絵本】

 

1.サンタクロースがプレゼントをもってくる本

 

2.クリスマスとは何か書かれた本

 

3.日本とは異なるお祝いの仕方をしている国が舞台の絵本

 

4.クリスマスがテーマのお話で、上記1〜3の内容と重ならないもの

◎人生における3度のタイミング〈少年期・青年期(または壮年期)・老年期〉で読んだとき、その全ての段階で十分に満足できる内容の絵本)

 

 

【購入の方法】

1〜4のタイプの絵本の中から1冊ずつ、合計4冊を購入する。

(小学校中学年で2のタイプの中の「めっちゃ詳しいバージョン」を1冊追加購入)

 

*ただし、タイプ2と3は、ご予算や本棚の収納スペースに応じて、購入でなく図書館で借りるのでもいいと思います。

 

 

【その他】

保存版の4冊以外のクリスマス絵本は図書館で借りて読む→どうしても手元に置いておきたいと思ったものだけ、追加購入する。

Amazonに出品している古書店さんやBOOKOFF、おしゃれな古本屋さんなどを利用するのもおすすめ。お目当ての絵本をお安く購入できたり、希少価値の高い掘り出し物のアンティーク絵本がみつかることも…。

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

クリスマス絵本の選び方のイメージが描けたら、早速、本屋さんに行って選んでみましょう!

基本の4冊がそろったら、あとは絵本のタイプに関係なく毎年一冊ずつクリスマス絵本を増やしていくのも素敵ですよ。

 

ぜひぜひ楽しんでくださいね〜。

 

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