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〜絵本講師oicchimouseの絵本と本と子育ての小部屋〜

『お月見に読みたいとっておき絵本10選』(昔ながらの白玉入りフルーツポンチのレシピのおまけ付き)

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こんにちは。oicchimouseです。

 

あさってはいよいよお月見ですね。『お月見に読みたいとっておき絵本10選』をまとめてみました。記事の最後には、おまけで白玉入りフルーツポンチのレシピを載せています。

 

1『つきとあそぼう』


谷内こうた 絵  内藤初穂 文   至光社

明るい夜に、雲の中から出てきた人が月をボールのようにして遊びます。

文章は、ほとんどありません。

そして、真っ暗な夜空には星が描かれておらず、あくまで月にフォーカスしています。

幻想的で不思議な味わいのある絵本です。大人の方にもおすすめ。

 

2『おやすみなさいおつきさま』


マーガレット・ワイズ・ブラウン作 クレメント・ハード絵 せたていじ訳 評論社

みどりのお部屋のベッドに入っているうさぎの子ども。部屋の中の鮮やかな緑と赤のコントラストが目を惹きます。お部屋の中のいろいろなものに、「おやすみなさい」を言っていくうちに、だんだんだんだん、みどりのお部屋が暗くなっていきます。時間が少しずつ変化していく様子や明暗の描き方が非常にリアルで、自分も今その空間にいるような不思議な感覚になる絵本です。英語版は文章が韻を踏んでいて、また違った味わいが楽しめます。

 

3『ドロミテの王子』

 

トミー・デ・パオラ さく ゆあさ ふみえ やく
ホルプ出版

「おはなしのおじさん」という紙芝居屋さんのようなおじさんが、村の子どもたちに、お話を語って聞かせるというスタイルで進んでいきます。

「おはなしのおじさん」は、作者のトミー・デ・パオラ自身がモデルとなっています。

ドロミテの山々が、まだ暗かった頃、王を亡くしたお妃様は一人で国を治めていました。

お妃様の息子である王子は、亡くなった王とそっくりな、気立てのいい、賢い少年となり、みんなから慕われていました。

やがて王子は19歳になり、花嫁を探すことになりました。
美しいお姫様がたくさんお城に招かれ、花嫁選びのパーティーが開かれましたが、王子の気にいる女性は現れません。

夜もふける頃、外の空気が吸いたくなって、王子は庭に出ます。

満月がこうこうと空にかかり、あたりの空気は、降り注ぐ月の光にしっとりと濡れているようです。
その瞬間、王子は目の前に、美しい姫君の姿を見ました。

それ以来、王子は何かに取り憑かれたかのように毎日月ばかり見るようになりました。
昼はずっと眠り、夜になると山へ月を見に行く姿を見て、人々は王子を馬鹿にするようになり、お妃様は悲しみます…。

イタリアに古くから伝わる民話がもとになっているお話ですが、とにかくロマンチックで、うっとりします。

月に住むお姫様と、地上の王子様。
もしかして、セーラームーン は、このお話がモチーフになっていたりして…と勝手に想像してしまいます。

おはなしのおじさんが、締めくくりに語る、エーデルワイスがなぜ山に咲いているか、のおまけ話も素敵です。

 

4『おつきさんどうしたの』

 

E.M.プレストン 文  B.クーニー 絵  岸田衿子 訳   岩波書店

「こどもたちを ねかせて がちょうの かあさんが いいました。
『おとなりの めんどりさんのとこへ ちょっと いってくるわ。いいこに しててね、ベッドから でないで。
じゃ、おやすみ』
そうして そとへ ゆきました。」

がちょうの子どもたちの中の一羽は、かあさんが出ていくとすぐにベッドから飛び出して、床を通って、ドアの外へ、丘をおりて池の方へ。

がちょうの子どもが池に入ると、頭の上には、大きな金色の「おつきさん」。

がちょうの子どもが、「おつきさん」を見ていると、「しろいきつね」が忍び寄り、「おつきさん」は「しろいきつね」に食べられてしまいました。

がちょうの子どもは、急いでおひゃくしょうさんに知らせに行きます…。

バーバラクーニーの描き出す夜の風景がとても美しく、わくわくします。

 

 

5『月がくれたきんか』

 

ルッサント 作  ウィルコン 絵
いずみ ちほこ 訳  セーラー出帆

貧乏なミロが、白い馬を買うために貯めていた大事な銀貨7枚を、お金持ちのルドは、「鋤が壊れて買いかえないといけないが銀貨が7枚足りなくてかえないから貸して欲しい」と嘘をついて、持って行ってしまいます。

いつになっても一向にお金を返してもらえず困るミロに、ルドは「月のきんかでよければ、すぐかえせるが」と、またホラを吹くのですが…。 

ヨゼフ・ウィルコンの美しい絵が、静かな夜にぴったりの一冊です。

 

 

6『つきへいったら』

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7『いもぱくり』

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8『あたごの浦』

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9『おどりたいの』

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10『まんげつのよるまでまちなさい』

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(おまけ)



お団子はお月さまにお供えした後、フルーツポンチに入れて食べます⇧

 

[oicchimouseのさっぱり美味しい昔ながらの白玉入りフルーツポンチの作り方]

 

①シロップを作る…900ccの水に180gの砂糖(三温糖で作ると独特の風味が出ておすすめです)を入れて煮る。そして冷ます。

 

②寒天を作る…粉末寒天一袋(4gほど)に対して600ccの水と砂糖60gを混ぜて、沸騰してから2分間煮る。この時、よくかき混ぜながら煮る。(メーカーによって異なる可能性があるのでご注意ください。パッケージ通りの作り方で構いません)

 

③冷蔵庫で寒天とシロップをそれぞれよく冷やす。

 

④寒天をサイコロ状に切り、シロップに入れる。りんご、缶詰のみかん、桃なども入れる。

 

⑤白玉を作る…白玉粉の袋の表示に従って少しずつ水をいれながらしっかりこねる。絹ごしどうふを少し入れると時間がたってもかたくなりにくい。耳たぶくらいのかたさになったらお団子の形に丸める。沸騰したお湯にお団子を入れていき、浮かんできたら冷水にとって冷やして出来上がり。

 

⑥冷やしておいた、寒天とフルーツ入りのシロップの中に、食べる直前に、スライスしたバナナと、白玉団子を入れていただきます。

 

 

ぜひみなさん、美味しいお団子を食べながら、美しい月を眺めて、眠る前にはお月さまの絵本を読んで、素敵な月夜をお過ごしくださいね。

 

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