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- はじめに
- 一人読みはいつから?
- もう字が読めるのに一人読みしてくれないのはなぜ?
- 読み聞かせから一人読みに至るまでの流れ
- 年中さん〜小学校低学年は読み聞かせの黄金期!
- 中学年(3〜4年)になってから、本を読まなくなった
- 幼年童話や児童書は自分で読むもの?
- 読み聞かせは好きだったのに読書しない
- (裏技)作家しばりの本選びでステップアップ
- 〈読み聞かせ〉から〈読書〉への移行にぴったりな、絶対におさえておきたいオススメ幼年童話シリーズ【5選】
はじめに
こんにちは〜、oicchimouseです。
もうすぐ小学校の入学シーズン到来ですね。
小学生になると、図書の授業がある学校も多いということで、新一年生の保護者の皆さまは、お子さまの一人読みデビューについて気になってくる頃ではないでしょうか?
そこで、今回はoicchimouseが〈読み聞かせ〉から〈読書〉へのスムーズな移行についてお話しさせていただきたいと思います。
一人読みはいつから?
一言でいうと、「個人差」がありますので、「いつからしないといけない」とかはありません。
子どもが一人で本を開いて読んでいて「なんかそういえば最近よく一人で読んでるなぁ」と、ふと気付く…。
この「一人読みしている姿を偶然発見する」というのが理想的な状態なのです。
「そんなこと言ったら元も子もないじゃないか〜!」と思われるかもしれませんが、この個人差というのは悪いことでも問題視することでもないのです。
むしろ問題なのは、この「個人差を気にすること」です。
具体的に言いますと…
個人差を気にする▶︎一人読みを強要する▶︎本嫌いになる
という流れになりまして、あっという間に読書嫌いの道へとまっしぐらになるんです。
ええ、ええ、これはよくありませんよね。
世の中の現状としましては、年中さん〜小学校1年生くらいまでで読み聞かせを終了するご家庭が70%を超えているようですが……。
はやい…いくらなんでも終了するの早すぎます…これは大変もったいないことですよ。
この年中さん〜小学校1年生という時期。
何かお気付きになりませんでしょうか?
そう!これは、子どもたちが読み書きを習得しはじめる時期と一致しているのです。
読み書きできる▶︎読み聞かせ終了
の構図ですね。
もう字が読めるのに一人読みしてくれないのはなぜ?
「字が読めること」と「読書できること」はまた別です。字が読めても、「読解」できなければお話を楽しむことはできないのです。
また、一人読みでなく、お子さまが、「お母さん読んで」といった感じで本を持ってくるのは、ズバリ!「お母さんと一緒にお話を楽しみたいから」なのです。
ちょっとここで、以下の【oicchimouse劇場】をご覧ください⬇︎
𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓈒𓏸 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒ビーーーー(幕が上がる)
20代彼氏A男さん:「B子ちゃん!次の土曜日、一緒に映画見に行かない?あの最近公開された話題作めっちゃ面白いらしいよ!」
20代彼女B子さん:「え〜?A男君は、もうハタチ越えてるし、一人で映画館まで行ってチケットも一人で買えるよね?なんで一人で行かないの?」
20代彼氏A男さん:「………。」
𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓈒𓏸 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒(幕が下りる)
いかがでしたでしょうか?
これが答えです。
読み聞かせから一人読みに至るまでの流れ
読み聞かせから一人読みに至るまでの流れの一例をご紹介します。
(赤ちゃん期から読み聞かせをはじめた場合)
それはおおかた、こんな具合です。
読み聞かせの開始
⬇︎
読んでいるお母さんを見つめながら聞く
⬇︎
本の内容を絵(目)と音(読み手の声)から理解しはじめる
⬇︎
字は読めないけれど絵本を持って絵を見ながら耳コピした文章をそらんじる(読んでいる真似ごとをして遊ぶ)
⬇︎
字が読めるようになるが、字からの「読解」はまだできないため、これまでどおり耳コピした文章をそらんじて、字に当てはめながら読む(読んだことのある本に限る。初見の本は読めない)
⬇︎
字からの「読解」が可能になり、自分で読むようになる
年中さん〜小学校低学年は読み聞かせの黄金期!
年中さん〜小学校低学年は読み聞かせの黄金期です。
本格的な絵本のほとんどがこの年代を対象に書かれたものであるということと、加えて、読書への移行につながる良質な幼年童話が充実していることも理由として挙げられます。
絵本と幼年童話を同時進行で楽しむことができるのです。
しかし、一つ注意しなければならないことがあります。
それは、この年代を対象に書かれた絵本が大量に出回りすぎて、「玉石混交」になっているということです。
「絵本はなんだって好きなものを読めばいいじゃない」と思うかもしれませんが、この年代での絵本選びは実は非常に重要で、のちのちの高学年〜中高生、はたまた大人になってからの読書習慣にまで影響が出てきます。
上質な絵本は、子どもが一度読んだだけで必ずしも理解できるとは限りません。
でも繰り返し読んでもらうことで、だんだん「絵本の味」が分かってくるのです。
単純でギャグ的な絵本は一度読んだだけで子どもは笑います。でも、この味の中に「だしの風味」は無いのです。大味なんですね。
良い絵本には、丁寧にとられた「絵本のだしの味」があるのです。
良い絵本を読み聞かせしてもらうことは、絵本のだしの味を知ること。つまりは、本の味覚を発達させることにつながるのです。
「本の味覚」が発達することで、幼年童話→児童書→一般書籍、いずれの段階においても良質な作品を読みこなし、重厚な名著も味わうことができるようになるのです。
中学年(3〜4年)になってから、本を読まなくなった
絵本から読書への橋渡しである、適切な幼年童話が不足している可能性があります。
幼年童話で子どもたちに人気のある作品の中には、お話の途中にちょっとしたミニゲームがはさまれているものがあります。
これはこれでとても楽しいのですが、ストーリーの途中でゲームが入ると、お話がその都度ぶつ切りになるので、読書に没頭する体験をすることができません。
ゲーム付きの本やマンガタイプの本も楽しみつつ、純粋に文学の世界に没頭できるような幼年童話を適度に混ぜていくと良いでしょう。
幼年童話や児童書は自分で読むもの?
幼年童話も児童書も、まずは「読み聞かせ」からが基本です。
年齢は気にする必要は全くありません。
毎日少しずつ。
「続きはまた明日…」
を続けて下さい。
お話の内容が楽しくて、続きが待てなくなってくると、そのうちに子どもが勝手に続きを読みはじめます。
「この本面白いから読んだらいいのにな」と思う作品があれば、冒頭部分から3ページほど読み聞かせしてあげて、テーブルの上に乗せておくと、いつの間にかお子さまが一人で読んでいるかも…?
読み聞かせは好きだったのに読書しない
こちらの記事をご参照ください⬇︎
(裏技)作家しばりの本選びでステップアップ
児童文学作家の方々の中には、絵本から児童書(高学年から中学生向け)の作品まで幅広く執筆されている方も多くいらっしゃいます。
例えば『まあちゃんのながいかみ』という絵本が有名な、たかどのほうこ(高楼方子)さん。
彼女は、
幼年童話『おともださにナリマ小』『みどりいろのたね』
児童書(中学年)『いたずらおばあさん』『ニレの木広場のモモモ館 』
児童書(高学年)『時計坂の家』『 4ミリ同盟』
といった具合に、さまざまな年代向けに作品を書かれています。
作家さんは、多少作品によって作風が異なることはあっても、基本的なスタイルやその方の文学に対する個人的理念のようなものはあまりぶれませんので、お子さまも比較的とっつきやすいかと思います。
『まあちゃんのながいかみ』が好きだったお子さまは、かならず、『おともださにナリマ小』にハマります。
〈読み聞かせ〉から〈読書〉への移行にぴったりな、絶対におさえておきたいオススメ幼年童話シリーズ【5選】
○がまくんとかえるくんシリーズ
○くんちゃんシリーズ
○こぐまのくまくんシリーズ
○ぞうくんシリーズ
○フランシスシリーズ
とりあえずこの5つのシリーズがあれば一安心です。(図書館で借りて読むのでOKですよ)
随分長くなりましたが、以上となります。
また、何か思い出したら追記しますね〜☺︎
新一年生のみなさん!
ご入学おめでとうございます㊗️