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〜絵本講師oicchimouseの絵本と本と子育ての小部屋〜

「なぜ!?」小さい頃は絵本好きだったのに高学年以降本を読まなくなった…

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はい、こんにちは。

 

 

秋の訪れを待ち望んでいるoicchimouseです。

 

 

今日のテーマは…

 

 

『「なぜ!?」小さい頃は絵本好きだったのに高学年以降本を読まなくなった…』

 

 

です。

 

 

(>_<)「この子が小さい頃には、絵本の読み聞かせをたくさんして、本人も絵本が大好きだったのに、5、6年生くらいから全然読書しなくなってしまったんです…。一体なぜなんでしょう?」

 

 

というご意見をいただくことがあります。

 

 

これは本当によくあることで、私自身も高学年頃から中3くらいまでは、正直そこまで読書をしていませんでした。

 

 

では、なぜ絵本好きだったのに、成長と共に読書しなくなるのか?

 

 

その理由から見ていきましょう。

 

 

〈高学年から読書しなくなる理由〉

 

・年齢と共に勉強や部活などが忙しくなって読書の時間が取りづらくなる。

 

・友達との遊びや人間関係に忙しくなる

 

・絵本と違い、本が分厚くなるので読むのが億劫になる。

 

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そうですね。

思春期の子どもたちはとにかく何かと忙しい。

大人でも、仕事に家事、育児に忙しい中、難しそうな分厚い本を「これ、面白いから読んでみて!」と目の前に置かれても、「うっ…」となってしまいますよね。

それと同じです。

 

〈絵本を親が読み聞かせてばかりで、子どもが自分で読む習慣をつけなかったから?〉

 

いえいえ、それは違います。

 

絵本はそもそも大人も子どもも関係なく、誰かに読み聞かせてもらったときに一番楽しめるように作られているので、「読み聞かせてなんぼ」のものなのです。

 

読み聞かせてもらうことで、絵に集中でき、絵が物語るストーリーを存分に楽しむことができるのです。(これは、絵本の出版社さん自身もおっしゃっていることです。)

 

ですので、自分で読めるようになっても、大きくなっていても「読んで」と持ってきた絵本は、読んであげたらよいのです。

 

「子どもが自分で読んだら悪い」というわけでは決してありません。

 

絵本を子どもが自ら手にとり、読みはじめたとき。

それは、自分で読めるようになったことが誇らしくうれしいのです。

 

そして、自分一人で自由にお話の中の世界に入り込む、いわば想像の世界への初めての一人旅を満喫しているのです。

こういう時は声をかけたりして邪魔をせずに、そっとしておきましょう。

 

自分で読むように大人の方から仕向ける必要は一切ありません。

 

読んでほしければ読んであげる。

自分で読みたがっているときはそっとしておく。

 

これだけです。

 

ただ、赤ちゃんが本を手に持っている時に、絵本をなめたり破いてしまっても注意しないことは大切です。ここで注意されてしまうと、子どもが「本は、自由に触ってはいけないもの」と認識してしまい、身近なものでなくなってしまうからです。

 

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〈今後、読書好きになることはもうない?〉

 

いえいえ、そんなことはありません。

私自身も本をあまり読まなくなった小学校高学年〜中学生の時期を終え、高校生以降はまたぼちぼち本を読むようになり、現在も読書の習慣は続いています。

 

ただし、その後全く本を読まなくなる人もいます。

でも、それはそれでいいのです。

小学生の頃外遊びが大好きだった子どもが将来全員意識高い系のスポーツマンになるかといえば、そんなことはないですよね?

 

 

私も、野山を駆け回って遊ぶ子ども時代を過ごしましたが、今は階段を登るのも億劫なくらいのインドア派です。

 

 

読書もスポーツもどちらも、した方がいいのは確かですが、特別そこにこだわる必要はありません。

 

 

〈じゃあ、小さい頃の読み聞かせに意味はないの?〉

 

大きくなってからの読書習慣の有無に関わらず、絵本の読み聞かせには大きな意味があります。

 

絵本の読み聞かせは、そもそも何かの能力が身につくことを期待してするものではありません。(結果として脳に良い影響があったり学習能力や想像力が高まったりするのは事実ですが…)

 

 

では、一体絵本の読み聞かせには何の意味があるのか?

 

〈絵本の読み聞かせをする意味〉

 

それは、「根っこ」を作るためです。

 

 

よい絵本には、読み聞かせている親の心も聞いている子どもの心も共に癒し、心の中の凝り固まった緊張を柔らかく解きほぐす力があります。

 


 そしてそれは、毎日の忙しさの中で少しずつずれてしまった親子の心を、本来いるべき場所に立ち戻らせてくれます。


 

やがて大きくなった子どもが、かつて読んでもらったお気に入りの絵本を開いたとき、ストーリーと共に現れるのは『愛されたという記憶』

 

 

この記憶は、子どもの中に深く根を張り、生きていく上での「根っこ」=お守りとなるはずです。

 

それこそが、絵本の読み聞かせをする一番大切な「意味」なのだと私は思います。

 

 

また、本からすっかり遠のいてしまった後でも、幼い頃の絵本の読み聞かせの思い出が根底にあることで、本というものに対するハードルが下がります。

そして、本当に困った時や、興味のあるものが出てきたときには、一つの選択肢として本を手にとることができるようになるのです。

 

〈終わりに〉

 

いかがでしたでしょうか?

 

まとめますと、子どもが成長とともに本を読まなくなっても「気にしない」ということです。

 

 

ただ、小学校高学年〜中学生くらいのお子さんが対象の、夢中になるような本当に素敵な本もたくさんありますので、また随時ご紹介していければと思います。

 

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では、今日はこの辺で〜☺︎

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