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oicchimouseの森の図書館員がめくるめく絵本の世界をご案内いたします。お子さまも大人の方もどうぞひと休みしていってくださいな。

『ぞうくんのすてきなりょこう』

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【今日のおすすめ絵本】(4歳頃〜)

f:id:oicchimouse:20221011204807j:image『ぞうくんのすてきなりょこう』

 

作…セシル・ジョスリン

絵…レナード・ワイスガード

訳…こみや ゆう

あかね書房

 

 

(あらすじ)

「ただいま、ママ」
「ボンソワール、ぞうくん」 

 

ある日の夕方、ぞうくんが家に帰ってくると、なぜかママがいきなりフランス語をしゃべりだしました。

 

「ねえ、どうして きょうは フランスごを はなしてるの?」
「それはね、わたしたち こんど、フランスに りょこうに いくからよ」

 

ぞうくんは嬉しくて、「ばんざーい」のフランス語をママに聞きます。
 

ばんざいが、「ウーラ」だと教えてもらったぞうくんは、「ウーラ!ウーラ!ウーラ!」と叫びます。

 

ここでママが、

「ぞうくん、ちょっと しずかに シルトゥプレ」。

 

ぞうくんもママも楽しそうです。

 

 

ぞうくんがおふざけをして、ママが「おまえは ほんと、ドロール(おもしろい)ね。ジュテーム(だいすきよ)。」という場面。

 

 

荷造りの際に、ブラシを入れ忘れている、というぞうくんに「ブラシは いらないでしょう? だって おまえには けが ないんだもの。そもそも ぞうには みんな かみのけが ないってこと、わすれたの?おばかな ちびちゃん」とママが言う場面。

 

 

ぞうくんとママのやりとりが、愛情とユーモアに溢れていて、読みながら思わず子どもと一緒に大笑いです。

 

 

ストーリー全体を通して、旅行の前のなんとも言えない高揚感がとてもよく伝わってきて、なんだかわくわくしてきます。

 

 

「ぞうくんの すてきなりょこう」というタイトルですが、実際に旅行に行く場面は描かれていません。

 

 

やはり旅行の一番の醍醐味は「指折り数えて待つ日々の楽しさ」にあるからでしょうか。

 

 

ぞうくんシリーズ、色々出ていますがどれものんびり可愛らしくて癒されます。

 

 

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