こんにちは。
一家全員インフルエンザをこじらせて家の中が地獄絵図と化していたoicchimouseです。
ひさびさの投稿になりますが…
図書館を訪れると、季節や行事の絵本のコーナーがあったり、新刊図書の紹介コーナーがあったり、おはなし会のお知らせや、講演会のポスターが貼ってあったり…とさまざまな取り組みが行われていることが分かります。
そんな見慣れた風景の中にときどき、「ん?」と目を引く、とっても面白そうな貼り紙が…。
というわけで、今日のテーマはこちら。「図書館のユニークな取り組み【8選】」です。
では、さっそく図書館で行われているユニークな取り組みを、一つ一つご紹介していきましょう!
〈本の福袋〉
本の福袋とは、中身が見えない袋の中に、図書館員の方がセレクトした本が何冊か入っており、利用者は、袋ごと借りて、袋を開けるまで中身が分からない、というワクワクするような取り組みです。
自分で選ぶ本はどうしても自分の好みが色濃くででしまうので、ついつい本の傾向が偏ってしまいがち。中身が見えない本の福袋は、読書の幅を広げるきっかけになりそうですね。
〈読書通帳〉
借りた本の貸し出し履歴を印字することができる通帳タイプの手帳です。読書通帳機という、本物の銀行のATMのような機械で印字することができるため、子どもたちに、大人気だとか…。
あとからどんな本を読んだか見返したりできるし、読んだ本のタイトルが通帳にたまっていくのは、子ども心がくすぐられますよね。
ただ、こちらのサービスには、個人情報漏えいのリスクや、貸出履歴によって個人の思想信条がばれてしまうといったリスクもあるようで、導入に慎重な図書館も多いようです。
ただ、実際に取り入れている図書館の子どもたちはすごく楽しそうです。
みんなが納得できるかたちで導入されると素晴らしいですね。
〈ぬいぐるみおとまり会〉
「ぬいぐるみおとまり会」とは、子どもたちがお気に入りのぬいぐるみを持って読み聞かせに参加した後、図書館にぬいぐるみを預け、預かった図書館員はぬいぐるみが読書する様子を写真に撮り、後日、ぬいぐるみを子どもたちに返し、撮影した写真と一緒におすすめの本を手渡す、というイベントで、もともとはアメリカ発祥だそうです。
ちなみに絵本にもなっています。↓
イタリア・ボローニャ市のサラボルサ児童図書館と姉妹図書館の提携をしている板橋区立中央図書館。
こちらの『ぬいぐるみおとまりかい』のイタリア語版が出版されたのをきっかけとして、サラボルサ児童図書館で2022年10月28日、板橋区立中央図書館では10月30日に「ぬいぐるみおとまり会」が開催されたそうです。↓
ボローニャといえば、ボローニャ国際絵本原画展が思い浮かびますが、やっぱり図書館の取り組みも素敵なんですね〜。
「ぬいぐるみおとまり会」、すごく夢があって楽しそうですよね!何ならぬいぐるみと一緒にoicchimouseも図書館に泊まりたいくらいです。
〈こわいおはなし会〉
こちらは、わが家の最寄りの図書館で夏休み中に行われるちょっと怖いお話をする「こわいおはなし会」。時間も普段のおはなし会とは違い、「夜の19時半から」と本格的です。夜の19時半に、みんな帰って静かになった図書館にいるだけでもちょっぴりゾクゾクしますよね。終わる頃にはずいぶん涼しくなるかも…?
「こわいおはなし会」は少しハードルが高すぎる!という小さいお子さまのために、「ちょっとだけこわいおはなし会」というのが昼間に行われていました♪
〈大人のためのおはなし会〉
普段子どもたちのために行っている『おはなし会』を大人の方にも楽しんでもらおう!という試みだそうです。
私が以前参加させていただいた『大人のためのおはなし会』では、子どもたちの時に行われている「手遊び」がなかったり、簡単には先が読めない、大人でも充分楽しめるような内容の昔話がチョイスされていました。
現在、全国的にこの『大人のためのおはなし会』という活動が広がっておりますが、別の図書館や語り手さんのボランティアグループでは、『子どものおはなし会』と敢えて同じプログラムを使ったり、ちょっとした体操代わりとして「手遊び」を入れているところもあるそうです。
主催者によって、いろいろと特色があって面白いですね。
おはなし会の代わりに「大人のための朗読会」をやっているところもあるようですよ。
〈子ども読書リーダー(子ども司書)〉
子どもたちが講座を受講し、修了証をもらうと、子ども読書リーダーになれます。
お友だちに本のすばらしさや図書館での調べ物の方法を教えたり、小さい子向けの「おはなし会」を開催したり、その他、図書館のいろいろな行事で活躍します。
ちょっと大人になった気分になれそうですね。
本好きのお子さんにおすすめです。
〈青空図書館〉
室内で読むのが当たり前の図書館ですが、こちらの高校の図書館では、学校司書さんが本を持って中庭に出て、青空の下で図書館が開かれているのだとか。↓
同校の司書さんが青空図書館をはじめ、いろいろなイベントをしたことで、5年間で、年間貸出冊数が4倍になったそうです。すごいですね〜!
こちらの青空図書館、他にも全国各地の図書館で行われているようです。過ごしやすくなってきたこれからの季節にぴったりですね。屋外の心地よい空気の中で行う開放感あふれる読書、すごく気持ちよさそう!
〈図書館内部の見学会〉
私の最寄りの図書館では、ときどき、図書館内部の見学会というのをやっています。
先着10名ほどです。
はじめに、図書館員の方から図書館の仕組みや、本の分類や取り寄せした本の流れについての講座を受け、その後、図書館の保存庫や、本の修理をする部屋など、普段は見ることのできない様々な場所へと案内されます。
普段見えている図書館の内側に、こんなに壮大な空間があったのか!と驚くとともに、図書館員の方も実はこんなにたくさんいらっしゃったのか!とさらに驚きます。
そしてもう、中は完全に立体迷路のようで、ロボットの中のようで、図書館の中だということをときどき忘れてしまうほどのおもしろさ。
すごく楽しいので、もしお近くの図書館でも見学会をしていたら、ぜひぜひ参加されてみることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
いろんな図書館がそれぞれ工夫を凝らして楽しい企画を行なっていましたね。
今回ご紹介した図書館の取り組みは、全ての図書館でやっているわけではありませんが、こまめに図書館の掲示板を見ていると似たようなイベントをやっていることがあるかも…?
やっていなければ、「こういうイベントをやってほしいのですが…」とやんわりお願いしてみるのもいいかもしれませんね。
ではでは、oicchimouseでしたー。