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oicchimouseの森の図書館員がめくるめく絵本の世界をご案内いたします。お子さまも大人の方もどうぞひと休みしていってくださいな。

『速読家の子どもが語る速読のコツ』

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こんにちは。oicchimouseです。

 

今日のテーマは「速読」です。

 

と言っても、私は子どもにも大人にも速読をおすすめするわけではありませんし、私自身も遅読&積読です。

 

ちなみに主人は斜め読み&積読です。

 

 

「夫婦そろってどんだけ積むのが好きなのか」という感じですが…。いや、読みたいんですが時間がないんです。(←ほんと?)

 

 

でも遅読は遅読で楽しいですし、積読は積読で本棚を見てるだけでもなんか楽しいのです。

 

 

 

ところが、どういう訳だか、うちの子どもは、本を読むのが異常に速いのです。

 

 

 

そのことに気づいたのは、彼女が小学2年生の頃でした。

 

しきりに「読む本がない、読む本がない」と言い出すようになって(いつも図書館で山盛り児童書を借りてストックしているのですが)、「借りてきてる分あるよ」と言うと、「もう読んだ」と。

 

 

ハリーポッター、岩波少年文庫などは2時間ほどで読み終えてしまいます。

 

 

どんな本を好んで読んでいるかは、こちらの記事の中の「うさみ・うさの愛読書」の項目で少し紹介しています。⬇︎

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そして、ついに読むものがなくなると、今度は私の「積読コレクション」に手を出して読みはじめます。

 

 

こんなハイスピードで読んで本当に内容を理解しているのかと思ってたずねてみると、ほぼ内容を丸暗記状態で語ってくれました。

斜め読みではなかったのです。しかも細部の表現や描写まで。

 

 

 

不思議に思って、どういう読み方をしてるのか、なにかコツでもあるのか、聞いてみると、

 

 

 

①字が読めるようになって自分で読書するようになったとき、はじめは文章を指でなぞりながら読んでいた。

 

②お母さんが図書館で借りてくる本がどれもすごく面白くて(←ありがとう)、読めば読むほど先が気になって、早く早くその先が知りたい…!とページをめくる手が止まらなくなった。

 

③文章がそのまま頭の中で映像で進んでいくようになった。そして、いつの間にか読み終わっている。

 

④文章ならなんでも速く読めるようになった。

 

 

まとめると……とにかく

 

面白い小説ばかりをひたすら読む

 

のが、コツだそうです。

 

 

 

速読家は、「右脳で本を読む」と聞いたことがありますので、あながち外れてはいないのかも…?

 

 

また、『知的生産の技術』岩波新書(梅棹忠夫著 岩波書店)の中では、

・一気によんだほうが理解という点では確実さがたかい。

・一気に読むことで、本という一つの構築された世界が鮮明な像を結ぶ。

と速読がおすすめされていました。

 

 

 

ちなみに作家の小松左京氏は驚くべき読書家で読むのがものすごく速く、読み出したら止まらないのだとか…。

芥川龍之介や司馬遼太郎、ビル・ゲイツなども速読家だといわれていますね。

 

 

 

 

私は自分の遅読&積読スタイルが気に入っているので、このままで満足ですが、レポートの作成時などは、関連文献やらなんやら、たくさん読まなくてはいけない本があるので、こんな時は速読ができたら便利だろうなぁ〜と思ったりもします。

 

 

 

 

 

 

「おもしろい本」は、図書館のレファレンスコーナーの司書さんに好みを伝えれば合ったものを紹介してくれます。いい司書さんに出会えれば、本当に読書が楽しくなりますよ。

速読に興味のある方はぜひ試してみてくださいね〜。

 

 

次回のテーマは「遅読」です。

 

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