oicchimouseのおいっち・にー・さん・しー

oicchimouseの森の図書館員がめくるめく絵本の世界をご案内いたします。お子さまも大人の方もどうぞひと休みしていってくださいな。

〈春休み〉暇を持てあました小学生と何するか。

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こんばんは。

oicchimouseです。

 

子ども(小2)の春休みがはじまり、子どもは「暇すぎ」、私は「忙しすぎ」の毎日が続いておりますが…。

 

私は現在専業主婦のため、子どもは学童に行っておらず、そのため一日中親子二人だけで顔を突き合わせたままという、何とも言えない状態です。(習い事も週2で、一回1時間程度なので、親の感覚的には一瞬で終わります。)

 

私が小さい頃は、午前中は『春休み子どもアニメ大会』を見てダラダラと過ごし、お昼を食べたあとは、友だちと夕方まで外で思いきり遊ぶ、という過ごし方をしていたのですが(←私だけ?)、

時代なのか都内だからなのか、今はなかなかそうはいきません…。

 

小2の子どもだけで遊ぶには、どこもかしこも危なく、自然に仲の良い子どもたちが公園などに集まってくることもできないのです。

 

なので、いざ遊ぶとなるとその都度親同士がアポをとり合わねばならなく、なかなかの大がかりなイベントになります。(春休み中、2回くらい開催されました。本当はもっと気軽に毎日遊ぶことができればいいんですが…)

 

それに最近は『○休みアニメ大会』がありませんね?Netflixやアマプラ、YouTubeなどで、いつでも見れるようになったためでしょうか。

 

前おきが長くなりましたが、とにかくこの暇と強靭な体力を持て余した子どもをどうにかしなければ…ということで、いろいろと春休み中の過ごし方について考えてみることにしました。

 

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〈わが家の春休みの目標〉

  1. 生活が乱れないように早寝早起き(←失敗続きで乱れまくりですが)
  2. 今年度の復習(学校から児童へのお願い)
  3. 脳に刺激を与える(ズーラシアではチンパンジーに与える餌の場所や餌の与え方を定期的に変化させて、チンパンジーの脳に刺激を与えているそうです。ある日は床に敷きつめた枯葉の中にバナナを仕込み、ある日は普通に手渡しでバナナを出し…。するとチンパンジーがとても喜ぶ上に、脳が活性化されるそうです。わが子は、チンパンジーではありませんが、同じ霊長類ですので、チンパンジー同様に、ちょっとした日常の変化を喜びます。廊下に布団を敷いて寝たり、子ども部屋に小さなテーブルを出してみんなで夕食を食べたり、早朝に朝ご飯のサンドイッチを簡単にサランラップで包んで公園に持って行って食べたりしています。)

 

〈春休みの1日のスケジュール〉

*ゆる〜いものなので親や子の気まぐれによって変更になることが多々あります。

 

時間割は子どもの思うがままに作ってもらいます。

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自分で考えて作ったほうが愛着がわくそうです。

 

最低限やってほしいことだけを伝えて、あとは子どものオリジナルスケジュールです。

 

 

〈最低限やってほしいこと〉

・計算ドリル

・考える系問題集1問

・漢字

・文章問題1問

です。

 

計算ドリルはこちら(2年生の復習をしつつ新学年の予習に無理なくつなげていける)

 

 

考える系問題集はこちら(付録の「どんぐり問」が秀逸。じっくり考える楽しさが身につく。頭が疲れるので、子どもの様子を見ながら。)

 

 

漢字は学校でもらった漢字プリントを、書き順を確認しながら書けているかチェック。

なぜなら子どもの鉛筆の先が動くのをを見つめていると、時折、世にも恐ろしい異次元の書き順が飛び出すからです。

 

私も書き順に自信があるわけではありませんが、今は漢字の書き順が動画で確認できるアプリやらサイトがあるのでなかなか便利ですね。

 

ちなみに、ひらがなの癖字がひどかった時期はこちらの練習帳を使っていました↓

ひらがなを書くときのコツが「すべり台」や「風船」にたとえられていて、非常に分かりやすく、癖字が劇的に改善されたので、癖字に悩んでいる方には本当におすすめです。

 

文章問題はこちら(論理的な文章の書き方が身につき、同時に説明文系の読解力も身につく。文法の学習にもおすすめ。記述式問題に強くなる。)

 

 

 

あと、春休みでせっかく時間がたくさんあるので、いろいろなジャンルの本を用意してみました。

決して読書の無理強いはしません。

何も言わずに適当にテーブルに積み上げておくだけです。

子どもが読まなければ私が自分用として読むだけですので、無駄にはなりません。

 

〈春休み用に用意した本たち〉

 

用意したのはこちら↓

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この中で、子どもが3ページ読んで読むのをやめたのが『一生役立つ時間の使い方』でした。

春休み中、時間という概念を完全に無視して生活している子どもに1番読んで欲しかった本なのですが、何かを感じ取ったようで、何も言わずにそっとテーブルの上に戻していました。

 

公園に行くとカラスがたくさんいますが、夕方になると自主的にみんなで移動しはじめたり、忙しそうに飛びはじめたりしていて、カラスの方がわが子より時間にきっちりしているなあといつも感心させられます。

 

同じ、斉藤孝さん菜根譚アドラーなどのこどもシリーズは全巻喜んで読んでいたのですが、こちらは気が進まないようで残念でした。

 

ロアルドダールの名作『おばけ桃の冒険』は2日、『こども六法』は1日、『フェルミ推定』は3日で読み切り、『経営の教科書』は現在読み進めている途中のようです。

 

 

 

 

『フェルミ推定』は、数学の一つで、答えの無い数を自分の知っていることだけを使って計算し、「だいたいこれくらい」という、ざっくりした答えを出すゲームのようなものです。

 

「1日に日本のみんながする、う○この数は合わせて何個か?」

「トイレの花子さんは日本に何人いるか?」

 

など、興味深い問題ばかりで、大人も楽しめます。

 

『経営の教科書』は、経営学の専門家である著者が、児童書仕立ての小説を通して経営のイロハを教えてくれる非常に面白い本です。

 

ストーリーが、無理やりやこじつけな感じではなく、経営学の本であることを忘れてしまうほどよくできていて、読者を惹きつけます。

ちょうど児童文学作家の岡田淳さんの書く物語のような雰囲気です。

 

「じぶんにも何か面白いことができるんじゃないか?」という気がしてくる不思議な本で、大人の方にもおすすめです。

 

 

 

〈今日の一日〉

ちなみに、今日は早朝から公園に行き、持参した朝ごはんのサンドイッチを食べ、テンションの上がった子どもが昼までマラソンをし、帰宅してからは夜まで創作活動に打ち込んだため、時間割は完全スルーの1日でした。

 

仕上がったものがこちらです。↓

木の形のマンションだそうです。

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園芸ネットでおおわれているのは、木の葉っぱのもじゃもじゃしている部分を表現。

左側の縄ばしごがこだわりポイント。

カッターナイフで穴を開けるのはまだ危ないので私の仕事です。

 

 

 

こちらは設計図↓
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oicchimouse.com

 

 

春休み中、ご飯もすっかり適当になり、掃除もなかなか満足にできていませんが、子どもの心が満たされていればそれでいいか、という気持ちでやっています。

 

背も高くなり、ませてきて、一日中ずっと顔を突き合わせている時間も意外と短いのかもしれないし…と思いながら。

 

何かの参考になれば幸いです。

 

 

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